世界に飛び出す日本のエンタテインメント

少し前ですが、お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志が監督をつとめた映画「大日本人」が、ハリウッドでリメイクされるという話がニュースになりました。日本を守るヒーローが、逆に日本人から迷惑がられ孤独に悩むという、笑いと同時にペーソスあふれる作品で、松本監督の技量を見せつけたものです。

とてもハリウッドでは受けられない内容と思っていたのですが、最近は「日本発のエンタテインメントが世界で受け入れられる」という傾向が続いており、その流れに乗ったものといえるでしょう。

特に世界中で爆発的に売れているのが、ワンピースをはじめとする日本の漫画やアニメです。向こうで翻訳されたものだけでなく、日本語のままで流通しているものも多く、買い求める人が多いそうです。

音楽業界でいえば、アメリカでアニメにもなり大人気のパフィーをはじめ、フランスではモーニング娘。が一部熱狂的な人気を博しています。対抗してAKB48もアジアでの握手会や米国公演などを行っています。もはや狭い日本だけで商売する時代ではなく、巨大な市場を持つ世界へ乗り出していく時代に変わりつつありますね。

ひと昔前は、世界に出ていくのは帰り道のない大冒険であり、「無謀な挑戦」と見られていました。しかし今はクールジャパンの名の下、世界中が日本初の文化に注目しており、日本は文化の輸出大国になりつつあるのです。

そこで必要なのは、最初から世界を視野に入れて「日本市場で足がかりを得て世界に飛び出す」という仕組みを作ることではないかと思います。行政等がもっと積極的に後押しすれば、世界に飛び出す若者が増えるでしょうし、たかが漫画だアニメだと言っても、そこから日本のビジネスチャンスを世界に広げられる可能性は充分にあります。

町の小さな中小企業であろうと、世界を相手に商売をするケースも珍しくはなくなってきます。現在はインターネットという、個人と世界中を結ぶインフラも整っていますし、エンタテインメントや日本の発想力を武器に、世界中で新たなビジネス展開をしていく時代に入りつつあるのだと思います。